ブレインクリニック東京院 大阪院

発達障害って?ブレインクリニック東京、ブレインクリニック大阪スタッフがぜ~んぶ教えます!!

【心理士ブログ Vol.2 ~ペアレント・トレーニング外来紹介~癇癪の原因は疳の虫?】

皆様こんにちは~😊

ブレインクリニック東京で心理士・精神保健福祉士をしております小室周平と申します。

 

今回も心理士ブログVol.2として私が最近気になっている事柄をテーマに心理士としての視点から皆様に役立つ情報についてご提供させていただきます。

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今後も定期的に心理士としての視点から皆様に役立つ情報についてできる限りたくさん情報提供させていただければと考えておりますので、よろしくお願いします~!!    

 

 11月に突入し、気温も大分下がってきましたね。気温が下がるとインフルエンザなどの風邪が流行してくる時季になりますので、くれぐれも体調管理にはお気をつけください~。

 

 

当院心理外来では、子育てでお悩みの患者様に対してペアレント・トレーニングを個別に実施しております。

 

当院ペアレント・トレーニングでは、「お子様との適切な接し方が分からない」、「お子様とのコミュニケーションが楽しめない」等、子育て上でのお悩みがある方を対象としております。保護者の皆様がお子様の特性について、正しい知識や困った行動への対処法を始め、お子様の力を伸ばすための効果的な働きかけについて学んで頂きます。

 

アレント・トレーニングに関する様々な方法を保護者の皆様の実情に合わせて活用して頂くことで、お子様の行動にポジティブな影響を及ぼし、目に見えて、好ましい行動が増え、好ましくない行動が減っていくということが現実のものになってきます。

 

 もし、子育て上でお悩みの保護者の方がおりましたらぜひ一度、ブレインクリニック東京のペアレント・トレーニングをご活用ください~!!

 

 さて、話は変わりますが、当院ペアレント・トレーニング外来をご活用頂いている患者様から寄せられるお悩みとして、よくあるものとして「嫌なことがあると子どもが癇癪をおこすのですが、どうしたらよいでしょうか?」というものがあります。

 

そもそも癇癪という言葉の意味について皆様はどのくらいご存知でしょうか?

       

癇癪の意味について気になったので、その辞書的定義について調べてみたところ「ちょっとしたことでもすぐ怒る性質。怒りっぽいこと。また、その怒り。」と記載されております。また、癇癪の言葉について調べてみたところ関連する言葉として『疳の虫』という言葉に行き当たりました。

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例えば、赤ちゃんや幼児が激しく泣いたり癇癪(かんしゃく)を起こしたりする時、「疳の虫がいる」などと言われることがあります。『疳の虫』の『虫』とはいったい何なのでしょうか?

 

疳の虫』という言葉についてもしかしたら聞いたことがある方も少なくないと思います。疳の虫の辞書的定義について調べてみたところ「(1)子どもの体内にいて疳の病をおこすと考えられていた虫。また、疳の病。(2)癇癪をおこさせる虫。また、癇癪。」と記載されております。

 

 医学についてまだ今ほど解明されていなかった昔は、病気の原因は体の中にいる『虫』のせいだと信じられていた様です。針聞書(1568)という東洋の医学書には、疳の虫の『虫』について、『肝虫:肝癪(かんしゃく)の虫』としてその特徴と治療法が記載されています。

 

 また、「虫が好かない」「虫の居どころが悪い」などもその名残とされております。「腹の虫がおさまらない」という「腹の虫」も、肝臓に住み着いた「肝虫」が怒りの感情をもたらすと考えられています。

 

 近年、医学の目覚ましい進歩とともに様々な病気の原因が解明されつつあります。しかし、わけもなくお子様が癇癪をおこした時に泣く症状の原因については、なかなか明らかにされず、しばらくの間は「虫のせい」にされてきました。

 

 癇癪に関する当時の見解としては、「疳の虫がいる」「腹の虫がおさまらない」「虫の居所が悪い」「泣き虫」「弱虫」などのように、心の中にいる「虫」が悪さをしたり、感情や考えを引き起こしたりすると考えられていたようです。

 

 医学が発展し、色々なことが解明されてきた現在では、「虫」の原因(正体)は脳の神経伝達物質であるセロトニンなどの代謝トラブルにあると考えられています。

 

 人間の脳の中でセロトニンの働きは、非常に大切であるとされています。セロトニンが欠乏してくると、睡眠リズムの乱れが出現し寝起きが悪くなったり、一日中すっきりしない状態になります。そして、ちょっとしたことでも興奮し、キレやすくなります。その結果、よく眠れないなどの睡眠障害も見られるようになります。例えば、抑うつ症状は、セロトニン代謝トラブルと密接に関係しています。

 

 また、自閉症ドーパミンセロトニンの障害、ADHDドーパミンの障害というように、脳の機能障害が原因とされている発達障害も、脳の神経伝達物質の障害と分かってきました。

 

 「お子様との適切な接し方が分からない」、「お子様とのコミュニケーションが楽しめない」等、子育て上でのお困りのことがありましたら、ぜひ当院ペアレント・トレーニング外来を

ご活用ください~!!

 また、当院では、できる限り多くの方々に、ペアレント・トレーニングについての正しい知識、そして適切な養育方法(具体的には分かりやすい指示の出し方、効果的なほめ方、ペアレント・トレーニングの様々な技法等)についての知識や情報を知って頂くことを目的に院内にて定期的にペアレント・トレーニング講座を開催しております。

 

10月31日に実施された同講座の講座の満足度アンケート調査結果では、おかげさまで参加された多くの方々に高い満足度を得ることができました~!!😊

 

 当院主催のペアレント・トレーニング講座にご興味のある方がおりましたら、お気軽にお問い合わせください!!

 

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アレントレーニング説明会様子




 

【”ADHD” 症状によって分かれるタイプや傾向について解説!】

ブレインクリニック東京です。

 

ADHDという名前自体は広まりつつありますが、

その認識はまだごく浅いのが実情です。

その一因に、

ADHDは ・多動性・衝動性・不注意という大きく分けて3つの分類からなり、

人によってその症状にも様々な傾向がみられるため、

一概に「この症状」と言い切れない点が考えれます。

 

年齢による症状の違いや診断基準、処方される薬についての詳しい解説は…

https://tokyo-brain.clinic/adhd/314

 

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【発達障害と合併しやすい症状 ~仮眠・ナルコプレシーとは?~ 】

ブレインクリニック東京です。

 

朝なかなか起きられない、終日眠気に襲われて困っている…などの症状でお悩みの方。

睡眠障害の一つでもある”ナルコプレシー”は、

どんな時にでも強い眠気に襲われてしまうのが特徴です。

 

通常の眠気かどうか、ナルコプレシーなのかが判明するのには、長い時間を要する場合もあります。

詳しくは…https://tokyo-brain.clinic/sleepdisorder/narcolepsy/1501

 

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【パーソナリティ❓パーソナリティ障害…❓】

ブレインクリニック東京です。

 

人にはみんな考え方に”クセ”があります。そして常に”同じ自分”という感覚があります。

パーソナリティとは、そういった考え方や行動のパターンを指します。

 

「自分自身がみる自分」 また

「他人がどう自分をみているのか」 どちらもパーソナリティを構成する要素になっているのです。

パーソナリティは一人ひとりの”個性”であるため、正常⇔異常での線引きをすることはできません。

 

パーソナリティ障害についての詳しいご案内は…https://tokyo-brain.clinic/personality-disorder/1111

 

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【ブレインクリニックで行える”心理外来”のご案内😃】

ブレインクリニック東京です。

 

当院では磁気を用いたTMSを治療の他、心理士と対面にて行う各種外来もございます。本日は、それら心理外来についてご案内💡

 

メンタルヘルスの維持向上に関心が寄せられるのは、現代社会の特徴かと思われます。身体的体力だけでなく、精神的体力も日々の健康には欠かすことの出来ない大切なものですが、こころの不調を感じられる方の声も少なくありません。

当院の心理士が「こころの窓口」として行っております心理外来の詳細は下記ご参照下さいませ。

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【心理士ブログ Vol.1~キャリア形成外来の紹介~ジブリ映画「千と千尋の神隠し」から】

ブレインクリニック東京です。

 

 もう10月も半ばにさしかかり、気温も大分下がり、寒くなってきましたね?皆様、体調にはくれぐれもお気をつけください。

 秋になると、なんとなく物悲しい気持ちになりますよね?風に吹かれて木の葉が揺れる音も、夏と比べると、葉っぱの水分自体が少なくなるせいか、カサカサとした乾いた音をたてるようになっているような気がします。私は、散歩が好きなので毎年秋の時季になると、近所の公園を散歩するのですが、カサカサと木々が乾いた音をたてていると何だかもの悲しげな気持ちになります。

 

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 私は夏の暑さが苦手で、夏の暑さから解放されることでなんとなく、ほっとした気持ちになるものの、また1年が終わるのかぁ~、今年も大したことも成し遂げられていないのになぁ~などと自分の

不甲斐なさに憂れてしまったりもします(笑)

 

はじめまして、私、ブレインクリニック東京で心理士・精神保健福祉士をしております小室周平と申します。

私は、心理士・精神保健福祉士としてブレインクリニック東京でQEEG検査、TMS治療といった検査、治療以外の社会的サポートとしてVRを使った療育(ソーシャルスキル・トレーニング)やペアレント・トレーニング、職業訓練などキャリア形成・職場復帰外来など心理外来を担当しております。

 

TMS治療と並行して、私達心理士が行っている社会的サポートを一人でも多くの方々にご活用して頂くことによって少しでもより早期の症状改善や治療効果の促進の一助になれるように、心理士一同日々自己研鑽と質の高いサポートができるよう努めております。

 

今回は、私が最近気になっている事柄をテーマに心理士としての視点から皆様に役立つ情報を提供させていただきます。今後も定期的に心理士としての視点から皆様に役立つ情報についてできる限りたくさん情報提供させていただければと考えております。

 

 さて、話が変わりますが、私は、宮崎駿監督が生み出したジブリ映画が大好きで、よく自宅で一人鑑賞会をしています(笑)。皆様はジブリ映画はお好きですか?まだ、鑑賞したことがないという方がいらっしゃいましたら、ぜひ鑑賞してみてくださいね~!!

 今回は、数あるジブリ映画作品の中でも代表作として知られている『千と千尋の神隠し』について取り上げたいと思います。

 

 

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 『千と千尋の神隠し』は、ジブリ映画作品の中でも人の名前が様々な映画のシーンに関わっているとされております。

 

私は、「千と千尋の神隠し」を鑑賞する前までは人の名前って、当たり前のもので、あるのが当然で、そんなに重要性を感じていなかったのですが、「千と千尋の神隠し」を鑑賞した後から、『自分の名前』ってとてつもなく重要でかけがえのない大切なものなんだなぁって改めて考えるようになりました。皆様も親からもらった『自分の名前』について大切にする心を常に持つように心懸けてみてはいかがでしょうか?

 

 話の方向性を映画の内容的な部分に戻させて頂きます。

 

 『千と千尋の神隠し』の映画の主要な登場人物として知られる八百万の神々が客として集う油屋の主であり、魔女である湯婆婆は、相手の名前を奪い取り、人の心を支配してしまいます。

 

千尋も湯婆婆に「おまえは今日から『千』だ」と言われ、自分の本当の名前を奪われて、心を支配されてしまいます。

 

油屋には、ハクと呼ばれる美少年も湯婆婆の手下として働いており、彼もまた湯婆婆から本当の名前を奪われて、心を支配されてしまっております。ハク自身もまた自分が何者であったのか心を支配されることで思い出せずにいました。

 

千と千尋の神隠しにおいて、名前が重要なテーマとされており、自分の持つ本当の名前を忘れることで元の世界に戻れなくなるのだということです!!

 

映画の節々のシーンで、ハクはなぜか千尋を知っており、千尋のことを覚えているような記憶があるのだと言っています。一方で、千尋の方は、ハクのことに全く心当たりがないというのです。

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そういった中で、映画のストーリーがどんどん進んでいき、感動的なエンディング場面で千尋が(ハクとの)二人の関係をついに思い出すことができるようになります!!

 

私の特に大好きな感動的な映画の各シーンですが、2人の会話は以下のようなものです。

 

<以下、千尋の発言シーン>

ハク、聞いて、お母さんから聞いたから自分では覚えてなかったんだけど、私、小さい時に川に落ちたことがあるの。その川はもうマンションになって、埋められちゃったんだって…。でも、今思い出したの、その川の名は(少し沈黙…)その川はね、コハク川。あなたの本当の名は、コハク川…。

 

<以下、ハクの発言シーン>

ああっ!! 千尋、ありがとう↑。私の本当の名は、ニギハヤミコハクヌシだ!!

 

<以下、千尋の発言シーン>

ニギハヤミ…? ニギハヤミコハクヌシ?? すごい名前。神様みたい。

 

<以下、ハクの発言シーン>

私も思い出した。千尋が私の中に落ちた時のこと。靴を拾おうとしたんだね?

 

<以下、千尋の発言シーン>

そう。コハクが私を浅瀬に運んでくれたのね。嬉しい…。

 

千尋とハクとの間で介されるこの映画の節々のシーン…。とても感動的なシーンですね😂

 

ハクは、なんと!!…。川の神様だったのですね~!!  ハクは、自分の名前を思い出すと、立派な龍の姿に変わります。そして、自分自身が本来持っていた力を取り戻すことができます。

 

私たちも生まれてから大きくなる過程で本当の名前を奪われて、その代わりに様々な名前をたくさんつけられることが日常的に頻繁にあるのではないのでしょうか?

 

例えば、それは両親や学校の先生であったり、同級生や先輩などの友人であったり…。

そして、それは先程も挙げたような両親、学校の先生、同級生や先輩などの友人などから取り込まれた様々な価値観などが典型的な例として考えられます。

 

それらの価値観が自分にとってしっくりときて、心から自分の本来の価値観に合っているものであれば問題はありませんが、何だか今の自分にはしっくりこないと思ったら、その価値観は自分自身に合っていないものである可能性があるかもしれません。

 

そういった場合、再度自身が心から傾倒していきたい価値観とは何なのか?探し出す旅や何らかの努力をすることが生き生きと幸福な人生を送る上で重要であったりします。

 

 ブレインクリニック東京心理外来では、上記のようなお悩みの方を対象にキャリア形成外来を実施しております。

 

 キャリア形成外来では、皆様のニーズに合わせて皆様の希望するキャリア(進路のこと)を形成し、希望の職業に就くことができ、生き生きと幸福な人生を送ることができるようになることを目的に実施しております。具体的には、キャリア形成外来を通してご本人の希望するキャリア形成を図っていくことができるような様々な助言、情報提供をさせて頂きます。

 

 「もっと活き活きと働ける職場・環境に就きたい」「自分の職業適性を理解した上で自身に適した職場に就職・定着したい」等キャリア(進路)選択にお悩みやご希望のある方がおりましたらご相談下さい。まずは、ご本人の希望についてお聞かせ頂き、どのような社会的サポートができるのかご一緒に考えていきたいと思います。

 

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【ハートフルな空間にて皆さまをお待ちしております😃】

ブレインクリニック東京です。

 

日々の生活で、病院へ行こうと思われるとき。。

ご来院される皆さまをハートフルな空間にてお迎えできるよう心がけております☘

 

先日は、当院在籍スタッフが自身の展望の為に栄進退職を迎えました。

寂しさもありますが、素敵な時間が今日もブレインクリニックには流れています。

 

ご興味がお有りの方は是非、当院ホームページまたはFacebookをご覧下さいませ。

https://tokyo-brain.clinic/

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